九谷焼 ご利用方法 ご注意点

九谷焼急須等のご利用上でお客様から実際にお尋ねいただいた項目へ対しての答えをまとめました。

百華園は生活に密着するお湯呑や急須を中心に販売させていただいております。

お客様からよくお尋ねいただく食器洗い乾燥機やレンジの使用について自宅でも使っているpanasonicさんにもお聞きしてみました。



電子レンジは使用できますか?




食材は電極を変化させる電波の磨耗熱で温められる仕組みだそうです。 考えてみれば金の絵の具(金属の位置ずけ)は電波を通さず反射し、 局部的に集中するとスパークの原因となります。 レンジも食器共に破損することが考えられますので絶対にご利用されないでください。

右:銀箔が剥がれ落ちた状態



食器洗い乾燥機の使用について



九谷焼は金・銀の装飾をよく用います。

食器乾燥機のメーカーさんがおっしゃるには、金装飾した食器は金箔が被膜に覆われていないことが多く

【金箔・銀箔と生地の隙間に水流と熱湯が浸透することによって剥がれる場合があります】とのお話をいただきました。


金彩は特に気をつけたいところですが、金銀を使用していない(色絵の製品)でも、ものさしとして『光沢度』(新品の時の照り、艶)が落ちます。



こちらは九谷焼に限らず装飾を施してある焼き物全般にも当てはまります。


長くご愛顧いただけるのでありましたら基本的には愛情をおもちいただき手洗いをお願い申し上げます。




割れた食器はなおすことができる?



急須の口がかけてしまったり、マグカップの持ち手が取れてしまったりと普段使いの食器には事故が付き物。


そんなときは自分に怪我がなかったことをなによりの喜びと考えております。


しかしながら愛着をもった食器がなおらないかとご質問をうけることがあります。


図書館でみつけた(古今東西 陶磁器の修理うけおいます)からお知恵をかりてお伝えします。


漆・金・エポキシ接着剤A+Bを主になおせることはできるそうです。本格的に学ぶには国内は難しく、欧米に陶磁器に限らず美術品の修復家を育成する機関があり大学の学部や専門学校で多くの日本人の若者が学んでいるそうです。


最近は陶器用ボンドなど良いものがありますが熱いお湯を注ぐ急須などの持ち手がもし途中で取れたら大事故です。良い言い方ではないですが自己責任をとわれるだけになってしまいますので新しいものにおかえください。




陶器と磁器の保温性について



土物は保温性に優れる。


何となくはは解釈しておりましたが、実際に数値として出してみたい。


そんな想いになり石川県工業試験所(九谷焼技術センターさん)にもいろいろ相談いただきました。


今回は自社試験で80度のお湯を急須にいれ5分後・10分後・15分後を計ってみました。


陶器(土物) 磁器(石もの)

・5分後 74℃ 73℃
・10分後 68℃ 66℃
・15分後 63.5℃ 60℃
【自社試験】室温18℃ 80℃で検査。


購入してから一番初めの使用方法 (陶器の場合のみ)

茶渋対策を主目的としました陶器(土物)製品のみのお話です。






器がカビくさい対策(お湯呑・食器など)

陶器の土ものは【食べ物・飲み物】の臭いが器にしみこんでカビくさい事があります。

窯で焼成してしまえばニオイは消えますがこんなことを出来るのは窯を持つ業界人だけ。

一般には煮沸/日光消毒をお勧めしております。

煮沸は必ず水から徐々に温度を上げてください。熱湯状態に入れるものではありません。



漂白剤使用について(茶渋除去)



茶渋をとりたいとのお声があり台所用【漂白剤】につきましてはメーカーさんからのご案内をいただきました。

まず溶ける金属の使用はできない。 つけおき漂白でメーカー規定容量に30分つけるのを10分としてみる。

つけおきで綺麗になるということは生地の中に塩素が入るためオススメはできません。

除菌も含め熱湯消毒も視野にいれたいですね。

百華園では最初にお鍋に水から煮立てて3分間沸騰→やわらかい布でふく をお求め戴きました最初に一回をオススメしております。


まとめ








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