目次
A:九谷焼の歴史
B:九谷焼の色
C:九谷焼の魅力
D:窯での焼成種別
E:九谷焼の観光
F:九谷焼の研修施設
G:使用上の注意と知っておきたいこと
【九谷焼の特徴】
A:九谷焼の歴史
九谷焼(くたにやき)の特徴は色絵種類の豊富さを用いさまざまなデザインへ転用することにあります。
石川県加賀市周辺で作られている陶磁器です。
金沢市・能美市・小松市・能美市・加賀市に多く、作家、店舗、絵付師など九谷焼に従事している人がいます。
日本の代表的な陶磁器の一つで、加賀藩(現在の石川県)で発展した焼き物です。その歴史は17世紀に遡り、華やかな色彩や独自の絵付け技法が特徴です。以下に九谷焼の歴史の主な流れをまとめます。
1. 九谷焼の起源(17世紀前半)
九谷焼は、江戸時代初期の1655年(明暦元年)頃、加賀藩の支藩である大聖寺藩(現在の石川県加賀市)の九谷村で始まりました。大聖寺藩主である前田家の支援を受けて、京都から陶工である後藤才次郎が招かれたことがきっかけです。この時期に九谷村で作られた焼き物は「古九谷」と呼ばれ、その独特な絵付けや釉薬が特徴です。
古九谷様式の特徴 古九谷は、赤、青、緑、黄、紫の「五彩」と呼ばれる色彩豊かな上絵付けを特徴とし、特に大胆なデザインや力強い絵柄が際立っています。中国の影響を受けたデザインや、日本独自の意匠が組み合わされており、雄大で力強い作品が多く見られます。
2. 九谷焼の一時中断と再興(18世紀後半)
九谷村での生産は、一度は17世紀末頃に途絶えました。その理由は不明ですが、資金難や需要の低下などが要因とされています。この期間、九谷焼の製作は止まっていましたが、18世紀後半になると加賀藩の後援を受け、再び生産が開始されました。この時期の九谷焼は「再興九谷」と呼ばれます。
3. 再興九谷と吉田屋窯(19世紀初頭)
19世紀初頭、九谷焼は再び脚光を浴びました。この時期の窯元の一つが「吉田屋窯」で、華やかな色彩と絵付けが特徴です。吉田屋窯では、特に「青手」と呼ばれる濃い青色を基調とした作品が多く作られ、現代の九谷焼の基本的なスタイルを確立しました。
4. 明治時代以降の発展
明治時代に入ると、日本の焼き物は国際市場に進出するようになります。九谷焼もその例外ではなく、ヨーロッパやアメリカへ輸出されました。この時期、九谷焼はより装飾的で、精緻なデザインが施されるようになり、国際的に評価されました。
5. 現代の九谷焼
今日では、九谷焼は石川県の代表的な伝統工芸として広く知られており、日常の器から美術品まで幅広い作品が制作されています。伝統的な技法と現代的な感覚を融合させた新しい作品も多く生み出されており、国内外で高い評価を受けています。
九谷焼の歴史は、その時代の需要や美的感覚に応じて変化しながらも、常に伝統的な技法と独自の美しさを保ち続けています。その主要生産地の1つに能美市があります。
色絵のついた陶磁器の伝統工芸品で、今から360年前程、つまり江戸時代前期に誕生しました。
ルーツは中国の色絵磁器にはじまり加賀の支藩だった大聖寺藩の初代藩主・前田利治(まえだ・としはる)公が
現在の金と同等の価値に位置していた磁器を中国から輸入していたが輸入規制があり
家中に命じて九谷村で焼かせたのが始まりとなります。現在の加賀市の山奥になります。
絵付け方法も上絵(うわえ)と下絵(したえ)があり多くの場合、 釉薬をかけた上に描く上絵が多色の色使いで豪快で線書きの上に、 緑、黄、赤、紫、紺青の五彩で施される和絵具の重厚な輝きが美しい焼き物となります。 和絵具はフリットといわれるガラスの成分に相当し美しい照りも魅力に大きく関係してきています。 地元では絵の具屋さんも存在し既存の和絵の具の配合率を替え、 五彩の中でもその店店で色は並べてみると異なりがわかります。
C:九谷焼の魅力
1. 色絵の華やかさ
九谷焼は、「五彩」と呼ばれる青、緑、黄、紫、赤の鮮やかな色彩を使った絵付けが特徴です。これにより、非常に華やかで視覚的に美しい作品が生み出されます。絵付けは手描きで行われるため、細部まで精巧で独自のデザインが楽しめます。
2. 歴史と伝統
九谷焼の歴史は、17世紀の江戸時代に遡ります。長い歴史の中で培われた技術と伝統が受け継がれており、現代でもその美しさと品質は変わりません。また、九谷焼の歴史を知ることで、より深くその魅力を感じることができます。
3. バリエーションの豊かさ
九谷焼は食器から花瓶、装飾品まで多種多様なアイテムが作られています。それぞれのアイテムに個性があり、用途に応じて選ぶ楽しみがあります。また、現代のデザイナーやアーティストとのコラボレーションによって、伝統とモダンが融合した新しいスタイルの九谷焼も登場しています。
4. 繊細な技術
九谷焼の製作には、高度な技術が求められます。特に絵付けは非常に細かく、職人の技術と経験が反映されます。また、焼成過程でも高度な温度管理が必要であり、これによって独特の質感と発色が実現されます。
5. コレクタブルな価値
九谷焼はその美しさと希少性から、コレクターズアイテムとしても高い評価を受けています。特に古い九谷焼や、有名な作家による作品は高い価値があります。収集する楽しみもまた、九谷焼の魅力の一つです。
6. 文化的な背景
九谷焼には、伝統的な日本の文化や風景、物語が描かれることが多く、日本の美意識や歴史、物語を感じることができます。例えば、自然の風景や四季折々の花々、伝説や物語の登場人物などが題材としてよく使われます。
7. 実用性と美しさの両立
九谷焼は美しいだけでなく、実用的でもあります。食器として使用することで、日常生活の中に美を取り入れることができます。食卓を華やかに彩る九谷焼の食器は、料理をさらに引き立て、食事の時間を豊かにしてくれます。 九谷焼は、伝統と美しさ、高度な技術が融合した陶磁器であり、その魅力は多岐にわたります。日常使いの食器から装飾品、芸術作品として、さまざまな形で九谷焼の魅力を楽しむことができます。
九谷焼酒井百華園ルーツ
通称「九谷五彩」と呼ばれる5つの色(紺青・赤・紫・緑・黄)は呉須(ごす)と呼ばれる黒色で線描き(骨描き)し、
さきほどの五彩(紺青・赤・紫・緑・黄)の5色での絵の具を厚く盛り上げて塗る彩法です。
これを「九谷五彩」と呼んでいます。
油絵の様に絵の具に厚みをつけ、描くというより盛るという方が正しい表現なのかもしてません。
代表色絵のくくりとしましては古九谷と木米風、吉田屋風は、青・黄・紫・紺青の四鮮が美しく、
飯田屋風は「九谷赤絵」と呼ばれるほど特徴的な赤色が目立ちます。
永楽風は艶やかな赤と金が施され、 庄三風は古九谷・吉田屋・赤絵・金欄手の手法を兼ね備えたバランスの良さが美しい九谷焼です。
もちろん五彩といっても全ての色を使った方が好ましいデザインもあれば、その対象によりけりとなります。
ここまでは主な九谷焼特徴をメインとしお話させていただきましたが実際に使用する場合の取扱やシーンも 対象物により様々あります。急須やマグカップの和食器。縁起物招き猫などのインテリア装飾品。 作家物。ギフト用/海外土産/会社贈答/自宅用とさまざまなお客様のニーズに合わせられます。 価格帯も転写紙貼り付けや手描きのレベル、差別化点により数千円・数十万円とございます。
D:窯での焼成
九谷焼の窯の焼成温度もこれもまたその店店によりますが一般的な焼成温度は760℃から830℃の間です。 窯にも種類があります。まず粘土から作って形状を焼成する本窯は1200℃。 形状を対象に上絵付して焼成する場合が上記の760℃から830℃の間になります。 これは対象物によって前項にでてきは食器類は食品衛生法基準クリアの為、高めの温度で焼成されます。 一方装飾品の置物などはその絵の具の融点に設定されることが多いと考えられますが、これもその窯その窯です。
九谷焼のすごいところは他産地では見られないほど九谷五彩を主軸に絵具の種類を豊富に用いてさらに 各店店で調合し生地に隙間なく手間暇かけて絵付けしていくところにあります。 絵付け方法も手描き/転写紙/ハンコと時間のかかる手描きとは別に時間短縮と大量生産を目的とした方法もあります。 一方みかたによっては転写紙を貼って焼成<完成といってしまうと簡単ですが転写紙製造時に色数・生地の合わせた位置決め、 ゴスを入れる位置、部分など最初のみ費用も時間も要します。
E:九谷焼の観光
九谷焼の催し
九谷茶碗祭り
九谷茶碗祭りIN寺井 5月3日〜5日
毎年5月3・4・5日に開催される年に一度のお祭り。
テントが並び、特価品にも出会える茶碗祭り。
幼いころ父親の手伝いをしたのを記憶してます。
(百華園は出店しておりません)
詳細は行政へお問合せください。
https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1714464753009/index.html
九谷焼を買う
九谷陶芸村
九谷陶芸村(くたにとうげいむら)は、石川県能美市にある九谷焼の観光スポットです。ここは、九谷焼の多くの店舗があり観光客や陶芸愛好者にとって非常に魅力的な場所です
https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/contents/1554432056038/index.html
九谷焼おすすめスポット
石川県立九谷焼美術館(石川県加賀市)
石川県立九谷焼美術館は、日本の石川県加賀市にある美術館で、主に九谷焼(くたにやき)を展示・紹介しています。九谷焼は石川県を代表する伝統的な陶磁器で、その美しい色彩と精巧なデザインで知られています。以下は石川県立九谷焼美術館に関する詳細な情報です。
基本情報
所在地: 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
開館時間: 9:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
主要展示内容
石川県立九谷焼美術館では、九谷焼の歴史や技法、美術的価値を紹介するために、多様な展示物を揃えています。展示内容は以下の通りです。
歴史的展示:
九谷焼の起源と発展の歴史を紹介。
初期九谷、古九谷、吉田屋、赤絵などの代表的な九谷焼のスタイルを展示。
技術展示:
- 九谷焼の制作工程や技法を解説。
- 現代の作家による制作過程の紹介や、実演イベントの開催。
特別展・企画展:
定期的に特別展や企画展が開催され、特定のテーマや作家に焦点を当てた展示が行われます。
コレクション展示:
美術館が所蔵する九谷焼の名品を常設展示。
縁起物や茶道具など、用途別に展示。
その他の施設・サービス
- ミュージアムショップ: 九谷焼の製品や関連書籍、お土産品などを販売。
- カフェ: 館内にカフェがあり、九谷焼の器で提供される飲食を楽しむことができます。
- ワークショップ: 九谷焼の絵付け体験などのワークショップが開催されることがあります。
アクセス
- 電車: JR北陸本線「大聖寺駅」から徒歩約20分。
- バス: 大聖寺駅から加賀温泉バスに乗り、「九谷焼美術館前」バス停で下車。
- 車: 北陸自動車道「加賀IC」から約15分。駐車場あり。
おすすめポイント
石川県立九谷焼美術館は、九谷焼の魅力を多角的に楽しむことができる場所です。歴史的な名品から現代の作品まで幅広く展示されており、九谷焼の美しさや奥深さを感じることができます。九谷焼の制作体験や特別展も定期的に行われているため、訪れるたびに新しい発見があります。
https://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/
九谷焼窯跡展示館(石川県加賀市)
九谷焼窯跡展示館(くたにやきかまあとてんじかん)は、石川県にある九谷焼の窯跡を保存・展示する施設です。九谷焼の発祥地であるこの地域の歴史的な窯跡を中心に、九谷焼の歴史や技術について学ぶことができます。
基本情報
所在地: 石川県加賀市山中温泉九谷町ト-75-1
開館時間: 9:00〜16:30(最終入館は16:00)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
主要展示内容
九谷焼窯跡展示館では、九谷焼の歴史や窯跡の発掘調査の成果を展示しています。以下は主な展示内容です。
窯跡の展示:
九谷焼の窯跡そのものを展示しており、発掘された窯の構造や遺物を直接見ることができます。
窯跡の発掘調査の過程や発見された陶片、道具なども展示されています。
歴史的展示:
九谷焼の誕生から発展に至る歴史を紹介。
初期の九谷焼の特徴や技術の進化について詳しく解説。
技術展示:
九谷焼の制作工程や技法の紹介。
特に初期の九谷焼の制作方法に焦点を当てた展示が充実しています。
出土品展示:
- 発掘された陶片や道具などを展示し、九谷焼の制作現場の様子を再現。
- 当時の生活や制作環境を垣間見ることができます。
その他の施設・サービス
映像展示: 九谷焼の歴史や窯跡の発掘調査についての映像資料が上映されています。
ガイドツアー: 窯跡や展示物についての詳しい解説を聞けるガイドツアーが行われることがあります。
アクセス
電車・バス: JR北陸本線「加賀温泉駅」からバスで約40分、「九谷窯跡展示館前」バス停下車すぐ。
車: 北陸自動車道「加賀IC」から約30分。駐車場あり。
おすすめポイント
九谷焼窯跡展示館は、九谷焼のルーツを探ることができる貴重な施設です。窯跡を実際に見学することで、九谷焼の歴史やその制作過程に対する理解が深まります。また、発掘調査の成果を間近で見ることができるため、考古学的な興味を持つ人にもおすすめです。九谷焼の美しさだけでなく、その背後にある歴史や文化にも触れることができる施設です。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/shisetsu/09/0290.html
九谷音頭
作曲されたのはおそらく何十年も前だと思われますが5月の連休に開催される九谷茶碗祭りでも流れている音頭です。
九谷焼の町 石川県能美市からです。昔むかし製作されたレコードからCDに焼いてもらいアップいたしました。
後に親戚の上田眼科(故 上田美智子先生)も作曲に携わっていたことを知りました。
祖母とよくお琴をしていた記憶があります。
依頼者:九谷焼酒井百華園 協力:能美市商工会さん 石川県陶磁器商工会連合会さん
https://www.youtube.com/watch?v=F7KRsdkYh-s
F:九谷焼の研修施設
九谷焼関係施設のご案内(業務関係)。
九谷焼を学ぶ所
九谷焼技術研修所
指導員に県内作家が講師となり絵付けを学べる県の施設です。2コースある。
その他にも一般の方向けの陶芸教室も存在します。
https://www.pref.ishikawa.jp/kutanike/
小松北高校
陶芸教室として生徒さんと一般募集からの数人数での教室です。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/kitath/
絵の具を購入するところ
G:使用上の注意と知っておきたいこと
九谷焼の色絵が食器洗浄による退色についても考えていく必要があります。
退色する一番の原因は熱とアルカリになります。
つまり食器洗い乾燥機(乾燥機)は熱と水流により洗浄を行うため継続的に機械をつかうと退色は避けられません。
新品時の【光沢度】を守っていくには手洗い水洗いし最後に柔らかい布で水分を拭きとっていただきますと
新品時の【光沢度】も長持ちします。
ここで石川県工業試験所が行いました赤絵の具の耐久性向上について検討した内容を示します。
令和2年12月のJIS規格が制定されたが対象はボーンチャイナ製食器、つまり牛の骨(こっぱん)が30%から60%含まれた磁器食器が対象で九谷焼を含む磁器や陶磁器製食器は対象外となっている。
ここは各業界の反対意見や既得権益の関係から対象外の背景が伺えそうですが私は分かりません。
今回は赤絵の具とフリット(白玉)の調合割合で耐久性、つまり退色具合をみた試験でした。
石川県工業試験所 九谷焼技術センターにより食器洗浄による退色の改善へ
台所用漂白材の使用の件について
絵の具も食品衛生法が適用される食器や対象外の装飾品などにより有鉛・耐酸・無鉛と種類があり融点、
つまり窯焼成で溶ける温度の違いや色表現も異なります。
もちろん、食器類に関しては準拠法により販売者の検査が必要となります。
準拠法の視点からみても世界各国には食材が設置する部分という文言は統一感が強く感じています。
百華園 九谷焼お買い物はこちらから
【九谷焼の特徴】
発祥の地は。
加賀国江沼郡九谷村(現在 加賀市山中)に窯を築き、初めて焼成。
九谷焼(くたにやき)の特徴は色絵種類の豊富さを用いさまざまなデザインへ転用することにあります。
石川県加賀市周辺で作られている陶磁器です。
金沢市・能美市・小松市・能美市・加賀市に多く、作家、店舗、絵付師など九谷焼に従事している人がいます。
九谷焼主要産地の1つ 能美市
九谷焼誕生のルーツ
色絵のついた陶磁器の伝統工芸品で、今から360年前程、つまり江戸時代前期に誕生しました。
ルーツは中国の色絵磁器にはじまり加賀の支藩だった大聖寺藩の初代藩主・前田利治(まえだ・としはる)公が
現在の金と同等の価値に位置していた磁器を中国から輸入していたが輸入規制があり
家中に命じて九谷村で焼かせたのが始まりとなります。現在の加賀市の山奥になります。
発祥地は福井県境の間にあります
九谷窯跡
(百華園は出店しておりません)
九谷焼を買う
九谷陶芸村
">
九谷陶芸村(くたにとうげいむら)は、石川県能美市にある九谷焼の観光スポットです。ここは、九谷焼の多くの店舗があり観光客や陶芸愛好者にとって非常に魅力的な場所です
絵の具を購入するところ
九谷焼おすすめスポット
石川県立九谷焼美術館(石川県加賀市)
石川県立九谷焼美術館は、日本の石川県加賀市にある美術館で、主に九谷焼(くたにやき)を展示・紹介しています。九谷焼は石川県を代表する伝統的な陶磁器で、その美しい色彩と精巧なデザインで知られています。以下は石川県立九谷焼美術館に関する詳細な情報です。
基本情報
所在地: 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
開館時間: 9:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
主要展示内容
石川県立九谷焼美術館では、九谷焼の歴史や技法、美術的価値を紹介するために、多様な展示物を揃えています。展示内容は以下の通りです。
歴史的展示:
- 九谷焼の起源と発展の歴史を紹介。
- 初期九谷、古九谷、吉田屋、赤絵などの代表的な九谷焼のスタイルを展示。
技術展示:
- 九谷焼の制作工程や技法を解説。
- 現代の作家による制作過程の紹介や、実演イベントの開催。
特別展・企画展:
- 定期的に特別展や企画展が開催され、特定のテーマや作家に焦点を当てた展示が行われます。
コレクション展示:
- 美術館が所蔵する九谷焼の名品を常設展示。
- 縁起物や茶道具など、用途別に展示。
その他の施設・サービス
- ミュージアムショップ: 九谷焼の製品や関連書籍、お土産品などを販売。
- カフェ: 館内にカフェがあり、九谷焼の器で提供される飲食を楽しむことができます。
- ワークショップ: 九谷焼の絵付け体験などのワークショップが開催されることがあります。
アクセス
- 電車: JR北陸本線「大聖寺駅」から徒歩約20分。
- バス: 大聖寺駅から加賀温泉バスに乗り、「九谷焼美術館前」バス停で下車。
- 車: 北陸自動車道「加賀IC」から約15分。駐車場あり。
おすすめポイント
石川県立九谷焼美術館は、九谷焼の魅力を多角的に楽しむことができる場所です。歴史的な名品から現代の作品まで幅広く展示されており、九谷焼の美しさや奥深さを感じることができます。九谷焼の制作体験や特別展も定期的に行われているため、訪れるたびに新しい発見があります。
九谷焼窯跡展示館(石川県加賀市)
九谷焼窯跡展示館(くたにやきかまあとてんじかん)は、石川県にある九谷焼の窯跡を保存・展示する施設です。九谷焼の発祥地であるこの地域の歴史的な窯跡を中心に、九谷焼の歴史や技術について学ぶことができます。
基本情報
- 所在地: 石川県加賀市山中温泉九谷町ト-75-1
- 開館時間: 9:00〜16:30(最終入館は16:00)
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
主要展示内容
九谷焼窯跡展示館では、九谷焼の歴史や窯跡の発掘調査の成果を展示しています。以下は主な展示内容です。
窯跡の展示:
- 九谷焼の窯跡そのものを展示しており、発掘された窯の構造や遺物を直接見ることができます。
- 窯跡の発掘調査の過程や発見された陶片、道具なども展示されています。
歴史的展示:
- 九谷焼の誕生から発展に至る歴史を紹介。
- 初期の九谷焼の特徴や技術の進化について詳しく解説。
技術展示:
- 九谷焼の制作工程や技法の紹介。
- 特に初期の九谷焼の制作方法に焦点を当てた展示が充実しています。
出土品展示:
- 発掘された陶片や道具などを展示し、九谷焼の制作現場の様子を再現。
- 当時の生活や制作環境を垣間見ることができます。
その他の施設・サービス
- 映像展示: 九谷焼の歴史や窯跡の発掘調査についての映像資料が上映されています。
- ガイドツアー: 窯跡や展示物についての詳しい解説を聞けるガイドツアーが行われることがあります。
アクセス
- 電車・バス: JR北陸本線「加賀温泉駅」からバスで約40分、「九谷窯跡展示館前」バス停下車すぐ。
- 車: 北陸自動車道「加賀IC」から約30分。駐車場あり。
おすすめポイント
九谷焼窯跡展示館は、九谷焼のルーツを探ることができる貴重な施設です。窯跡を実際に見学することで、九谷焼の歴史やその制作過程に対する理解が深まります。また、発掘調査の成果を間近で見ることができるため、考古学的な興味を持つ人にもおすすめです。九谷焼の美しさだけでなく、その背後にある歴史や文化にも触れることができる施設です。
百華園 九谷焼お買い物はこちらから
九谷焼の魅力