九谷焼の抹茶碗は、絵付けの映えるゆるやかな曲線と、手にしっくりなじむ重み、そして使うほどに深まる風合いが魅力です。
美しくあることと、日常に溶け込むこと。その二律背反に、酒井百華園は職人としての視点と使い手の感覚を両立させて向き合いました。
茶を点てる所作そのものが、心を鎮めるひととき。
抹茶碗の存在が、静けさを際立たせてくれます。
手にしたときの質感、縁にあたる口当たり、絵柄の余韻。
一碗の抹茶碗がもたらす時間は、日常の中のささやかな非日常です。
贈り物としても喜ばれる逸品。
高価であることに意味がある、共感と納得のある一品をお届けします。